July 2017

日本文化を英語で学ぶクラスで、今週はお盆のことを取り上げています。
O-bon is an abbreviation of 盂蘭盆会. (abbreviationは略語)
とお盆の起源なんてプリント上の知識で納得するだけでしたが
築地本願寺を通ったら「盂蘭盆会」の文字が。
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ほんとに盂蘭盆会なんだ〜、と思いました。
築地本願寺はインド風の建物が不思議な雰囲気です。

ちなみに、築地本願寺では8月2日〜5日に盆踊りがあります。
大規模なので楽しそうです。
予定が合う方は行かれてみてください。 

7月の和歌マニラインナップその2は
「見てはいけない秋の月」についてです。


今月初めに行ったヨーロッパからの帰りの飛行機は月見飛行でした。
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それはそれは贅沢な空の旅で
自分と同じ目線か少し下に月が見えるのです。
あぁ、この遠くに月という惑星があるんだなって
月から宇宙を感じました。


その後の和歌マニ収録だったので
「月はみてはいけない」
ときいて「ええっ!」となったのでした。
ガンガンみて帰ってきたけども・・・


見てはいけない秋の月で取り上げる歌です。

879(在原業平)
「おほかたは 月を愛でじ これそこの つもれば人の 老いとなるもの」
 
193(大江千里)
「月見れば 千々に物こそ 悲しけれ 我が身ひとつの 秋にはあらねと」
 
191(よみ人しらず)
「白雲に 羽うちかはし 飛ぶ雁の 数さへ見ゆる 秋の夜の月」
 
289(よみ人しらず)
「秋の月 山辺さやかに 照らせるは 落る紅葉の 数を見よとか」
 
184(よみ人しらず)
「木の間より 洩りくる月の 影見れば 心づくしの 秋はきにけり」
 
881(紀貫之)
「ふたつなき 物と思ひしを 水底に 山のはならで 出る月影」
 

DJウッチーの解説をお楽しみに。

☆ワクワク和歌ワークショップのお知らせ☆
7月23日(日)10時から東銀座にて
和歌を詠んでみるワークショップを開催します。 
一緒に和歌で遊びましょう。
日本語は美しいです。 

 

お盆に飾ったほおずきは浅草寺で求めました。

毎年7月9日・10日に行われるほおずき市。
曜日によって行ける年と行けない年がありますが
今年は行けました。

他の花屋さんでもほおずきは求められるけど
やっぱりこの活気の中にいるほおずきがいいな
と思ってしまう雰囲気重視の私です。
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ほおずきを見ると夏が来たな〜、と思いますね。
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鉢植えタイプと鈴なりタイプがあります。
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私はお盆用に鈴なりのほおずきをゲットしました。
鈴なりでも実のなり方で、1000円のものと1200円のものがあります。
色んなお店があるので、店員さんが元気なお店で!
おばあちゃんにお土産で、喜んでもらいました。
いい夏になりますように。
 

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私の住んでいる地域は7月13日に迎え盆を行います。
今日はクラスが夜からったので、今年は実家で迎え盆ができました。
小さい頃は当たり前の慣習だったけど、
こうして改めて日本文化のクラスをやったりすると
祖父母と同じ家に住んできたこともあるけれど
古くからの慣習をやってきてたんだなぁ、と思います。

昔はきゅうりで馬を、なすで牛を作ってたような記憶があるけれど
気づいたらこの乗り物になっていました。
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日本人は宗教深くはないけれど、スピリチュアルな国民だと言われています。
お盆を含め、春と秋のお彼岸、年に3回もご先祖様とコンタクトを取る
慣習があります。それも大きなイベント的なものではなく
この日が来たから行う、という日常に当たり前にあるという感じです。

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先日行ったほおずき市で求めた鈴なりのほおずきが
お盆を華やかに飾ってくれています。

迎え火でお線香を焚き、「いらっしゃいませ」と
掛け軸もお盆仕様にして、お供え物も備えて
本当に家全体でお迎えするんだな、と思いました。

和歌を歴史のクラスでセットにして学べたらどんなに面白いか。

といつも思う。
教科書の中だけの平たい情報が
和歌を学ぶとその人の人となりが自分の肌で感じることができる。


今月も和歌マニア収録。
妄想女子の恋歌日記〜恋自重する7月の巻〜
(※和歌DJウッチーが和歌をもとに現代の女子の日記風にアレンジするコーナー)
にて紹介された、凡河内 躬恒(おおしこうち の みつね )さんの歌
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 612「我のみぞ 悲しかりける 彦星も あはてすぐせる 年しなければ」



平安時代の歌人も、普通に彦星っていっていることに
不思議で楽しい気分。
平安時代でも同じ感覚で同じ話を楽しんでいたということを
実感として感じることができます。


世界中で私だけが悲しいんじゃない?
あの彦星だって一年に一度は会えてたんだから

と一年に一度は会える彦星でさえも羨む和歌。
詳しくは、これから放送の和歌マニアをお楽しみに!



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海外にくと身にしみて思う。
やっぱり日本のカスタマーサービスはすごい。

海外へ行って、コーヒーのコースターを投げられると、
丁寧じゃなく感じたりするのは
日本に慣れすぎてるからなのかもしれない。

Yさんがピックアップしてくれた、このニュースでは
日本は高級レストランじゃなくても
コンビニでも、ファミレスでも素晴らしい接客が受けれる
この素晴らしいおもてなしサービスはなぜ生まれるのか?
ということを考察しています。

ある調査で
もし、お店のサービスが悪かったら もうこのお店こない!
ってなる人のパーセンテージを出していて

● Canada: 32 percent

● Hong Kong: 23 percent

● India: 31 percent

● Italy: 32 percent

● Japan: 56 percent

● Mexico: 30 percent

● Singapore: 33 percent

● U.K.: 37 percent

● U.S.: 32 percent


 

日本はというと…




57%!




この期待値の高さと厳しい基準が カスタマサービスをあげている要因だと言われています。

このニュースについて、クラスの中では
日本のサービスのすごさを感じるとともに、お店以外では助けないよね。
ちょっとおかしいよね、って話になりました。

海外だと、重たい鞄や子供連れだったりすると普通に手伝ってもらった経験がある人が、
日本では助けてもらったことがない、そういう人をあまり見かけないということでした。

それが、お店の中なら丁重に助けるのに、外だと知らんぷりをしてしまいがち
日本文化の言葉に「内と外」というのがあるけど
それぞれのコミュニティでの自分があって、
そこ以外では他のキャラクターは存在しない、のでは?
ビジネスって割り切りすぎ?
あとは単純にシャイだから?
シャイだからビジネスの中でないとできない?


素晴らしいカスタマーサービスの一方で
お店の外では親切になるのがちょっと恥ずかしい
という・・・
どんなバランス!ですよね(笑)

そのギャップを埋めていけたらもっと
素敵な国になれるな、なんて思ったニュースでした。



ニュース元はこちら
Why is Japanese customer service so amazing? Because in Japan it’s one strike and you’re out
https://japantoday.com/category/features/lifestyle/why-is-japanese-customer-service-so-amazing-because-in-japan-it’s-one-strike-and-you’re-out 

Japan News Easy Discussionというクラスが5月からスタートしました。
日本のニュースを英語で学び、さらには簡単に自分の意見をコメントするクラスです。

"Easy Discussion"とつけたのは
カフェでお茶しながら「私はこう思う〜けど〜」
みたいなさらっとしたコメントをするイメージからでした。
ガッツリなディスカッションを連想しないようにEasyと(笑)
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事前準備が必要なクラスで、生徒さんは
高校生のクラスで授業をする、というコンセプトで準備をしてきてもらいます。
単語の意味も、質問されてもいいように調べてくることはもちろん、
分かりやすく答えられるようにしてこないといけません。

事前準備が究極です。

クラスをするということは最大の学びだからです。
自分が高校生クラスの担当になって
ピックアップするニュースを分かりやすく教えなきゃいけなくなったら?

自分が理解しなければいけない。
それを分かりやすく伝えなければいけない。

そんな気持ちでやってたら
誰よりもそのニュースを理解できるし
単語だって覚えられると思うのです。


あとは、自分が興味のあるニュースをピックアップすること。
やっぱり自分の興味のあることを英語で学ぶのが近道だと思います。
健康に興味のある人はHealthを、スポーツに興味のある人はSportを。

そして興味のある人が持ってきたネタは、聞いている方も楽しいです。
やっぱり関連あることから学んでいくのが理想的ですよね。

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