October 2021

ビジネス英語のクラスで読んでるTalking to My Daughter
ギリシャ人の著者が娘に経済を語る口調で進められるこの本、
ギリシャというだけあって、あまり馴染みのないヨーロッパのお話を例えに使う。

ローン契約や借金のことを例えたこんなシーンがある。
クリストファーマーロウの「フォースタス博士」から 

He'll offer him twenty-four years of absolute power and limitless pleasure on the condition that Faustus promises to surrender his soul to him afterwards.

24年間の絶対的な力と快楽を引き換えに悪魔に魂を渡すという交換条件、
あなたなら交換します?

今何歳かによる、という意見があったり
あと何年か伸ばせないか交渉する(笑)
など色々な意見がありましたが

東洋の哲学って「絶対」とかないよね、という話になった。
全能とか言われても逆に白けるというか
いや、別にそれはいらないかも、みたいな。 

秋のプレゼンで論語の発表するチームと
やっぱり孔子の教えがあったからかもね、と。


易経も古代の叡智を孔子が大成したと言われているけれど
64ストーリーの最後の終わり方とか、痺れるんだよね。
完璧にハマったパズルをぐちゃっとひっくり返してThe Endなの。
カオス(混沌)に戻っていく、と。完璧で終わらせないの。

何年もかけて64ストーリー読んだのに
最後の最後の最後の締めの言葉が
「酒は飲み過ぎちゃ、ダメだよ」だよ?
易経、好きだわ、ってなったよね。
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最終的にクラスでは
いや、この悪魔の例えは悪すぎでしょ、別にローンってそんな悪魔との交換条件じゃないし
となりました(笑)
 
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易経の最後
完璧な「既済」からの
(西洋ならここでハッピーエンドなはず)
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 「未済」で完。

章の部分だけピンでとめて持ち歩いていたら
美容師さんに「ワイルドだね」って言われた。

さすがにヘアピンはないか。
でも意外に頑丈で取れないからそのまま。
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ワイルドだねって言われると謎に褒められた気になってしまう。
そう言われて、「そうなんですワイルドなんです」って(笑)

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ジオポリのメインの本は、読んだ章は切り離していくスタイル。
読み込んでるとボロボロになって取れてっちゃうんだよね。

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誕生日が近いので、イヤリングカラーで気合いをいれました〜♪
不思議な色だね。光によっても見え方変わるし日に日に色が変わるのが面白い。
色のマジック。

アフリカの地政学も来週で第12回目。

砂漠、ジャングル、民族、コンゴのダイヤモンドやチョコレート
エチオピアとエジプトのナイル川の水をめぐるあれこれとか
目まぐるしくトピックが変わるのが地政学の醍醐味。


先週はルワンダのフチ族、フツ族について
クラスでは、ヨーロッパ側、アフリカ側どちらにもなって意見述べてみたりする。

自分が植民地支配するために送られてきた大佐だとすると、アフリカの民族が結束するのが一番怖いこと。なので、まず一番の仕事は、分裂させることなんだそう。

ルワンダを支配したデンマークはイギリスをお手本にしているので
イギリスが先駆者でそうゆうことバリバリやっている。
スリランカでもタミールとシンハラに区別させられ、少数がエリート層になって多数を支配するというやり方。
ルワンダの場合は、元々違いなんてなかったのに概念を作ってしまったんだって。
エリート層のツチ族にはパスポート🆔なんか発行したりして。
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お互いが分裂して敵対しあってれば、支配する方からしたら楽なのだ。

人間って。。。。

少数のエリート層に対して憎しみがMAXに達し、多数派フツ族が少数派ツチ族に対してジェノサイドを起こしたのがルワンダのケース。
敵対の矛先は支配者のデンマークではなくて、同じ国の民族なんだよね。


クラスでは、どうしたらいいんだろうね?というディスカッションになり、
やっぱりEducationって大事だよね、という結論になった。

自分が独裁者になろうと思ったら、Educateされてる人が一番支配しづらいじゃない。
だからまず教授や医者などの知識人を排除する。

知識ってそれほどパワーがあるんだと思う。

でもEducationだけじゃ、まだダメだ。プラス、Literacyが大事だと。

情報を知って、それを自分で考えて分析して判断する力
Literacyがないと、一つの思想を一方的にインプットした洗脳だって教育になってしまう。



この本はこう言ってる、こっちの新聞はこうだ、この先生はこう言っている
それを踏まえて僕は、私はこう思う。というリララシー力。


日本が急いで西洋化して、列強支配から逃れたのは教養とリタラシーの賜物ではないか。
江戸時代は寺子屋が充実してて武士は識字率100%農民も半分ぐらいは教養があった。
音読したり、ディスカッションしたり理想的な勉強方法。寺子屋すごいな〜。
 
 
日本が植民地を手にした時、ヨーロッパの民族を分断させる支配のやり方を知ってたけど、そうはしなかった。
日本語教育をしたり、同化を目指した。
もしヨーロッパの方法で行ってたら、韓国や中国の敵意はお互いの民族に向いてたかもしれない。
現に分断させられたアフリカの敵意の矛先は今でも同じ国の仲間であろう人たちで、ヨーロッパには向いてない。ヨーロッパ側はむしろ、僕たちのおかげで発展したよね?って感じ。

なんで日本はヨーロッパのやり方をしなかったんだろうね?とこれまた深いディスカッションになり
ヨーロッパ人にとってアフリカの人たちは自分とは全く違う肌の人種で、もはや彼らにとって人間ではなかった。
日本の場合、見た目がそんなに大差ないから、そこまでは思えなかったし、だからこその同化政策。
そして、何より中国韓国の人たちには教養と国民の団結力があった。

教育と、国単位での団結力、、、資源大国アフリカになかったものです。

 
本質をついたディスカッションで痺れます。
歴史は暗記じゃなくて、ディスカッションがいいね。

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本屋さん行ったら続編が出ていた!その名も”The Power of Geography”
最後みて、Space!🛰🚀🛸
 


 

赤ちゃんの匂いのする成人に今まで2人出会った。

直接「赤ちゃんの匂いがするんだけど」
と言ってもあまりピンと来てないようだった。

2人ともめちゃめちゃ素直で純粋な人だったので
赤ちゃんのような心を持った稀な人はミルクの匂いがするんだ(!!!!)

と自分だけ密かに発見しちゃった法則のように思った。

あの時の発見から6年ぐらい経っている。

最近ふと、その彼女と話していて気づいた。
その子、ミルクがすごい好き。
お寿司にも牛乳、白米にも牛乳、お味噌汁にも牛乳。
沖縄旅行した時も、ダブルアイスをココナッツミルクとミルクにしてた。


聞いたら、朝晩、ご飯の時は牛乳を必ず飲むらしいのだ。
牛乳一家らしく、3人家族で一週間6本で足りない時もあるらしい。
嘘でしょ!?(笑)


彼女は赤ちゃんの頃からミルクを飲み続けて30年以上経ってるのだ!!!


昨日、姪っ子のリアル赤ちゃんと遊んでて
今日、その友達とご飯食べたら
全く、本当に全く同じ、赤ちゃんのいい匂いがした。




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(バニラアイスにかけるカラースプレーがめっちゃ好き) 








Miratus Projectは自分の研究の場であるとともに、創造性のアウトプットの場にもしたいなと思ってて、その第一歩がウェブサイト作り!
ついに本館ができるぞー。
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一から自分で作ってみたいなーと思って。
ウェブサイト作りには興味がある。世界観の作られ方とか、デザインとか。
前は、学校のウェブサイトの要望をデザイナーさんに伝える橋渡しなどをしていた。
今もちゃんと作ればそれぐらいするんだろうけど、昔は平気で300万とかかってだ気がする。何文字テキスト変えたり、画像差し替えるたびに請求書が来て、とにかく高額なイメージだった。

時代は変わり、自分でもその気さえあれば作れる時代に。プラットフォームだけだったら100分の1の値段でできる。
そしてなんと言っても自分で作ってみると、フリーダム!
ここもうちょっとこうして、という微差の修正を自分でできるのだから最高だ。

今までも友達のサイト手伝ったりしたことはあったものの
自分のプロジェクトとなると話が別でワナワナしてる(笑)


10月28日、自分の誕生日に公開予定。
荒削りでもとりあえずいいのだ。


やりながら学ぶスタイル。

セブチの新曲が出た!

爽やかエモ系ロック!

セブチは自社制作グループと言われていて 
曲も歌詞も自分たち作ってるし
振り付けも自分たちでやっている。
バラエティーのコンテンツ企画まで。
最強クリエイティブ。。。

一流の人に曲を作ってもらって、今をときめく振付師に振り付けてもらうのもありなんだけど、
やっぱり人に与えられたのをこなしてるだけではない感じってどこかで出るじゃない?
自分で作った曲に人一倍愛着もあるし、振付もこだわりながら作ってるのがなんか伝わる感じ。

セブチを見てて、人間の才能ってここまで発揮されるのか!と思う。


昔踊りを習っていた時、なんとなくの教室や先生の空気感で
「できないから」が大元にあるのを感じていた。
「(この動きは本番ではきっとできないから)フォーメーションは変えないでいこう」
「(お扇子落としちゃうだろうから)廻す振りはやめよう」みたいな。

でも、自分たちで自由に振り付けてると、ガンガンフォーメーション動かせるし、できるの。
「もっと全然できるんだけどな。。。」とずっと思ってた。


勤めている英語学校Forwardは逆に「できる」というのがあまりにも当たり前の前提であって
ドラマやプレゼンの発表を見るとプロ顔負けみたいな作品をあっさり発表する。
教室では仮の姿なんじゃないかと思うぐらいステージで光る生徒さん等を見ていて
「できる」を目の当たりにする。

人間は 「できる」。自分が思ってる以上にずっと。

 
セブチを見てると、個々が持つ才能での光り方の生き証人というか
ここまで発揮できるんだ!ということに毎回感動する。 
ものすごい自分プロデュース力。


彼らに曲制作も振り付けも任せた経緯は知らないけど
事務所の決断と見守り方ってすごいと思う。

信じて、任せたら、光ったのだ。(No words are enough for you! ミンギュの声めっちゃロック合うやん。。。ガツンと来ますわ) 

英語で学ぶ日本文化/ Japanese Cultureで使っている
「シンプルな英語で話す日本史」が遂に遂に100タイトル完読間近!

クラスでは、
インターナショナルな生徒さんに向けて
日本の歴史のレッスンをしてもらうというスタイルを取ってます。 

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歴史にフォーカスしたいという要望から読み始めましたけど、縄文時代から始まり現代の歴史まで、コツコツコツコツコツ毎週欠かさず読んで来月には達成できそう!
ということで次の本を探しに行ってきました。
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紀伊國屋の洋書のフロア大好きなの。
どんなクラスにしよう〜?って空想妄想が膨らみ、アイディアが沢山もらえる場所。


洋書が好きなので、見てるだけで楽しいし、あとは人の会話も楽しい。
日本人の女性が、陰翳礼讃の洋書についてネイティブっぽい人に英語で説明してて
めっちゃ聞き耳立ててしまった(笑)その本めっちゃおすすめだと言いたかった。


クラスで使えそうな本も沢山あり
最終選考に残ったのはこちら↓
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最後、選ばれたのはこちら。
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クラスで教材にするとなると、audibleがあるというのが大事な条件で
中身も面白いプラス音声もあったので、これに決まり。

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曖昧、甘え、沈黙、義理、天下り(笑)
これは英語で説明するの難しいわってテーマばかり。
何回か、クラスのテーマで取り上げたことはあるものの
じっくり読み込むってことはしなかったから、いい機会だと思います。 
また新しい気持ちでこのクラスに向き合おうと思います。


 

石渡先生とのポッドキャストで新しい企画が始まりました。
英語の神様と言われた松本亨博士の、もう絶版になってしまった本「英語と私」を石渡先生が朗読するというもの。

 
松本博士がお亡くなりになった時に、「こんないい学校なくなっちゃったら悲しいな。自分は引き継げるような人間になりたいな」と思って英語教育の道へ進んだという石渡先生。
身一つで志だけ持って個人で学校を運営するというのは大変なことだと思いますが、大切なパッションの部分を支えているのは志と、松本亨博士へのピュアな思いがあるのではないでしょうか。

形は少し変えつつもコアな部分「英語で考える」というのはブレずに引き継がれていると思います。
 
この前先生に
「どんなことを考えて学校を運営してるんですか?」ときいたら
「英語ができると人生変わる、自分がそうだったように。
この体験を一人でも多くの人にして欲しい」

「何してる時が一番楽しいですか?」と聞くと
「やっぱり教えてる時だね。なんでも教えたい」

と言っていました。 
ちょっと他にない変わった英語学校だと思いますが、何より石渡先生の元に集まる素敵な生徒さんと一緒に勉強できるのが私の人生の大切な一ページになっています。 
 

歴史を変えた人物を取り上げるNHKの大河ドラマになぞらえて”朗読大河ドラマ”としました。
松本亨博士の本を読んだことがない私は、リスナーの方と一緒の目線で楽しめると思います。
まだの方は是非聴いて見て下さいね。

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(ポッドキャスト編集はipadでやってます)

第一線で活躍してる音楽家さんから直接音楽史を学べる素晴らしい時代がきた。
しかもお酒を飲みながら。最高じゃん。


「バッハはドイツ語で小さな川、小川という意味です。小川さんが作ったと思えば非常に親しみが湧きます。」といって弾いてくれるの。最高じゃん。
 

教科毎に分けなければ、学びはもっともっと豊かなものになって、もっともっと楽しいだろうなと思う。

 
これはノルウェーの大自然に圧倒されてる曲
北欧の氷のピーンと張った風景を現した音と聞けば、なるほどーと思うし
ポーランドの歴史が影響してるショパンの話、ヨーロッパの音楽がどのようにアフリカ、アメリカでアレンジされてジャズやミュージカルがうまれたか。
ヨーロッパの芸術が花開いた頃のロシアの音楽はこんな感じ。
ドビュッシーの月の光は、一瞬の刹那に光をあてた日本的な音楽だとか
面白すぎて、、、、


ヨーロッパ、アメリカ、ロシア、アフリカ、日本、スペイン、アルゼンチン
素敵なピアノの音色を聴きながら、世界中を歴史を旅してる気分。
地政学の教材にもなりうる最高の音楽史の授業だと思った。



ビジネスクラスのBroadcasting Practice、今週も楽しかった。

Talking to my daughterを題材に、
番組配信形式の会話を10分で作ってもらうんだけど
ゲストの設定が毎回秀逸すぎる。
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-MC +成功してないSerf(農奴)
-MC +成功した元Serf
-MC +投資家になった商人
-MC +著者の娘さん(!!!!)

著書の娘さんって(!!!!)
Talking to my daughterのdaughter出てきちゃったよ(笑)
アクティングで、著者の娘になりきってコメントするの。
いやー楽しかった。
こんなこの本を味わい尽くしてる人たちがいるか?と思うほど
色々遊びながら味わわせてもらってる。


ただのディスカッションを超えるものを探してたけど
このTV配信スタイルは結構いい線いってるんじゃないかと思う。
ナビゲートしたり、質問したり、コメントしたり
なりきったり。。。。すごい色々なことを同時にやってる気がする。
何より見てて楽しい。 私が一番楽しませてもらってる気がします。



豊かな学びの時間をありがとうございます。

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