カテゴリ: 易経

ビジネス英語のクラスで読んでるTalking to My Daughter
ギリシャ人の著者が娘に経済を語る口調で進められるこの本、
ギリシャというだけあって、あまり馴染みのないヨーロッパのお話を例えに使う。

ローン契約や借金のことを例えたこんなシーンがある。
クリストファーマーロウの「フォースタス博士」から 

He'll offer him twenty-four years of absolute power and limitless pleasure on the condition that Faustus promises to surrender his soul to him afterwards.

24年間の絶対的な力と快楽を引き換えに悪魔に魂を渡すという交換条件、
あなたなら交換します?

今何歳かによる、という意見があったり
あと何年か伸ばせないか交渉する(笑)
など色々な意見がありましたが

東洋の哲学って「絶対」とかないよね、という話になった。
全能とか言われても逆に白けるというか
いや、別にそれはいらないかも、みたいな。 

秋のプレゼンで論語の発表するチームと
やっぱり孔子の教えがあったからかもね、と。


易経も古代の叡智を孔子が大成したと言われているけれど
64ストーリーの最後の終わり方とか、痺れるんだよね。
完璧にハマったパズルをぐちゃっとひっくり返してThe Endなの。
カオス(混沌)に戻っていく、と。完璧で終わらせないの。

何年もかけて64ストーリー読んだのに
最後の最後の最後の締めの言葉が
「酒は飲み過ぎちゃ、ダメだよ」だよ?
易経、好きだわ、ってなったよね。
IMG_9764


最終的にクラスでは
いや、この悪魔の例えは悪すぎでしょ、別にローンってそんな悪魔との交換条件じゃないし
となりました(笑)
 
IMG_9767
易経の最後
完璧な「既済」からの
(西洋ならここでハッピーエンドなはず)
IMG_9766

 「未済」で完。

可愛い易者の誕生。
IMG_3251

着物のきの字も知らなかった吉三さんは
いつの間にか日比谷の楽しい着物屋さんのスタッフになり
いつの間にか私より着物を着るようになった。

スポンジ脳
いつも独自のペースで
1を知って、いつのまに100会得しちゃう
独学肌の吉三さん


易も、私のほうが講座とか受けて勉強してたのに
その感想とかをシェアしてたり
彼女も独自に研究してく中で
私の易の先生のブログで勝手に学び(独学の極み笑)
私より隅々まで読み込み
そのブログをバイブルと呼ぶ(ブックマークがほぼ先生のブログで笑った)

いつの間にか私の投げ算木も彼女のもとへ
常にカバンの中に投げ算木が入っていて
問いが出た時に、「投げてやろうか」と投げてくれる。

目の前の彼女があまりにも易占いの人だったので
もう易者じゃん!と言ってたら
「易者だけど見た目しいたけじゃない?」と返ってきた


言われて見てみたら
帽子が椎茸そっくり。


まさに
しいたけ占い(笑)


でも、ここでこうして
易者みたいだと言って写真撮って
投げ算木してるということは
抽象度をあげたら、世界的には易者デビューなわけで

デビューおめでとう。
と言っておこう!



ちなみにこの可愛い易者は
きのこの中では
ブラウンえのきが好きだそう
「野生の味がしていい」そうだ。

おひさしぶりです!11月も終わり。

今年は夏から秋への変化をどの年よりも味わっていて
自然は本当に美しいなぁと思う。
特に夏から秋はドラスティックですね。
IMG_4688

易にも「沢火革(たくかかく)という卦があり
夏から秋へ一番美しく変化する様子を
「革命」と表しています。
一年の中で一番、夏(火)が赤く燃えて散ってく木々をみて
「革命的に美しい。。。」と昔の人は思ったのでしょうか。
豹変も、もともとは君子が凛々しくなる
いい変化を言ったんだって。

リモートで、いつもより公園を歩く機会が増えて
そのドラスティックさを感じています。

 
ちなみに、易経49番の沢火革は英語でなんて言うでしょう?


IMG_4643
答えは Revolutionです。

九品仏のお寺ほんと綺麗。。。

冬至。陰極まって陽になる切り替わりポイント。
今日から陽が復活するぞー!
f64db11f.jpg
*一陽来復は易経24卦の地雷復から来ています。

#英語で学ぶ日本文化&歴史 のクラスで
すごく久しぶりに陰陽五行の説明を英語でしました。
ブランクがあったけど、やっぱりRCの真骨頂だなと自分で思いました(笑)
英語の学校なので、話さないと上手くならないからあまり自分が話しすぎないように
なるべく話してもらうようにを心がけているのですが
生徒さん少なめだったので、今日はどっぷり古代中国の世界観への誘い。
日本文化の根底だから、やっぱり深く話せるといいです。


柚子湯入りました。



平和な街の平和なカフェにこじんまりとした本棚があります。何気なく見てみたら、易経の本を発見。(易経は英語でI Chingという)手にとってみたらディープな世界観がすごくシンプルに書かれていた。

石倉さんのダボスに行ってから、陰陽五行や日本文化の世界観を英語であんな風に語ってみたいと思うようになりました。新しい夢ですかね。ただ、英語は発信できる世界が無限に広がるという意味で大事ですが、英語が大事だと言いすぎて日本語がおざなりになるのは悲しいなと思うのです。小学校から英語で海外の歴史や文化を学んだら、英語はできるようになるかもしれないけど、中身から日本人のアイデンティティーが消えてしまう。英語をやるんだったら、英語で日本を学ぶ事が大事であり芯であると思います。日本語の美しさを私自身もっと学びたいと思うし、美しい日本語を話したいものです。 

↑このページのトップヘ