素敵なお蕎麦屋さんを見つけてしまった。

散歩中に温かいおそばが食べたいと思っていたところ
筆で書かれた細身の美しいメニューの文字に

けんちんそば

と書いてあった。

通されたカウンターに座ると
目の前に好奇心を擽るような本が置いてあった。



ポルトガルとスペイン
男の着物
魅惑のベネチア

ときめいた。
ふと気づくと
バーのようなゆったりとした洋楽が流れてて
明るすぎない間接照明が心地いい。
見渡すと、椅子や棚の何とも言えない素敵な洋風の調度品。
江戸時代の出島にタイムスリップした気持ちになる。



お水のかわりにお抹茶のような緑茶が出てきた。
何もかもセンスが良い。
なんと居心地がいい空間なのだろう
五感が喜んで鳥肌が立ってしまった。


着物のスタッフがいてもおかしくないのだけど
どうやら家族でやっているようで、
店員さんは部屋着のような格好をして
地元のお客さんと、ご近所話をしている。

「このディスプレイいいわね、お嬢さんがしたの？」
「これ私も含めみんなでやったのよ」

お客さんのさすディスプレイは
枝ぶりが素敵な木にセンス良く飾られたクリスマスデコレーション

こんな素敵なデコレーションみたことない（心の声）
それなのに、なんでもないような感じでコメントしている
なんて気さくなんだ。

友達のお母さんのようで
気負いも緊張もせずリラックスして過ごせた。
ああ絶妙な塩梅とはこのこと。


こんなお稽古場を持ちたい
入口が喫茶店になってて、その奥にお稽古場がある
みたいな感じがいい、と思った。
また通おう。

生徒さんとの出会いから学ぶことが多く
こうゆうためにきっとクラスをやってるんだなって思います。

先週立ち寄った、日比谷公園。
周りはオフィスビルに囲まれているけど
日比谷公園の木々たちは自由人な感じがしました。
昔からずっといるんだなって感じるし
写真撮り忘れちゃったけど、奥の方に一番大きな木の主がいます。
思わず挨拶したくなる大きな木です。
皆さんも、探してみて。



ほら、藤の花の木でさえも
くくりつけられることをされないと
こんなに蛇のようになるのね。


伸び伸びしてて、いいね。

 

先月から始まった歌舞伎 in English
今日は歌舞伎の始まり、出雲阿国さんのことを英語で勉強しました。
阿国さんの生まれや仕事、なんで踊りを始めたのか？余生はどうしたのか？
人気になっていった過程を知り、考察すると
いつの時代も人間の心理は変わらないなぁと思うのです。


学校の裏道に素敵に紅葉している木があります。








お気に入りの裏道です。

あっという間に週末です。
今週の出来事といえば、火曜の青山Japanese Cultureを台風のため休講にしました。
自分で主催しているので判断をするのは自分。こういう時は悩みます。

9/9重陽の節句を取り上げる予定でしたが、次回のクラスでは9日過ぎてしまう。
こうゆう番狂わせもあるので、やっぱり季節ものは先に先に取り上げないとですね。

FWDでのJapanese Cultureは「日本の伝統色、藍色」について。
色は面白いです。別に記事を書こうと思います。

あとは、10/30の日舞舞台で白塗り化粧を自分で挑戦することを決めました。
白塗りの化粧は数年前に教えていただき、手順は覚えたのですが
おしろいの塗り方や眉の書き方に技術が要ります。
今回の舞台でメイクさんに頼むという選択もありますが、この機会を逃すと
きっとこの先何年も自分でできないままだと思うので
この舞台を機に自分で白塗りのお化粧をする、と決意。
挑戦ですが、できないことができるようになるのは嬉しいこと。
数をこなして、研究します。

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最近、お気に入りの散歩道。
私の住んでいる駅からほんの数駅違うだけで、時間の流れ方がまるで違います。
たった数駅の差でなんでこんなにゆったり時間が流れているんだろう。
土地の雰囲気ってありますよね。平和でゆったりしています。
だからそこに降り立つだけで、ゆったりできます。
避暑地に行ってバカンスをしているみたいになれます。空も広い。